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“慢性疼痛”と“パニック”の共通点


「慢性疼痛で痛みの強さを判定しているのは脳」で「“脳の痛みの敏感さを強めるもの”に“不安・恐怖・怒り・うつ等の感情”がある」ということを前に書きましたが、診察で“慢性疼痛の患者様”(中でも不安を感じやすい方)の話を聞いていると“パニックの患者様”の話と似ていると感じる時があります。今回「慢性疼痛とパニックの共通点」を紹介することで慢性疼痛の患者様の治療ヒントになればと思います。

1.症状の共通点

パニック何度も辛い‘パニック発作’を経験したために過去にパニック発作が起きた場所に行くと‘またあの恐ろしい発作が起きたらどうしよう’という強い不安(予期不安)が生じる。慢性疼痛過去に激しい痛みを感じた場所に行くことやその状況を考えることで、‘またあの恐ろしい激痛が起きたらどうしよう’という不安が生じる。
★パニックの予期不安に似ている慢性疼痛の不安は、脳を敏感にし、結果的に痛みを強めるという悪循環が生じます。又、不安に思うからこそネット等で色々調べ、怖い情報を読むと不安が強まり、さらに痛みが強まることもあります。

2.治療の共通点

パニック不安がパニック症状の要因であると、必ずしも最初から知っているとは限りません。治療を続ける中で、徐々にそのことを知っていきます。そして適切な対処法を身につけることができると、パニック症状が良くなっていきます。
慢性疼痛最初は不安が痛みの要因であるとは思っていない場合が多く、不安が疼痛に関係していると理解し、その対処法を身につけると、痛みが改善していきます。
★このように治療の考え方にも共通点がありますが、「認知療法」や「行動療法」の治療が“パニック”にも“慢性疼痛”にも有効であることも共通しています。また“パニック”の薬が“慢性疼痛”に効果的なこともあります。
※「慢性疼痛」でお悩みの方で“不安が強まると痛みも強くなる”という方は、どうぞお気軽にご相談ください。




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