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行動本位の考え方

★イメージしてみてください

あなたには慢性の腰痛があります。病院では“明らかな腰痛の原因はない”、あるいは“原因はあるが日常生活に問題はない”と言われています。
ある日、とても買いたい物があります。しかし、気分がすぐれない上に、過去に買い物中に腰に激痛を感じたことがあり、それが再び起きないかという不安もあります。

★この様な時、あなたならどのように考え行動しますか?

Aさん:「気分がすぐれないし不安だから、買い物はやめておこう」
Bさん:「とても買いたい物があるので、気分はすぐれないし不安だが、買い物に行こう」

「気分本位」と「行動本位」

Aさんのように“気分で自分の行動を左右すること”を「気分本位」といいます。気分を重視した生活態度のことで、不安などの気分に価値の中心を持っています。“気分が良くなったら行動しよう”という考え方なので、“気分が良くならなければ何もせず”に過ごしてしまい、結果として、行動は制限され、ますます不安が強まります。
Bさんのように、“気分はそのままにしてとにかく行動しよう”という考え方を「行動本位」といいます。買い物、すなわち行動に価値の中心を持っています。気分が良かろうが悪かろうが、買い物が出来れば“成功”と感じうれしく思います。すると、また次の挑戦をしてみようかと思うかもしれませんし、さらに、行動範囲が広がり、自信がついてきます。

「痛みを敏感にする考え方」と「痛みを鈍感にする考え方」

慢性疼痛では、“不安・恐怖・うつ・過小な活動・痛みへの意識の集中など”が、さらなる痛みの敏感さに影響すると言われています。Aさんの「気分本位」の考え方は、実は知らない間に痛みを敏感にさせてしまう考え方なのです。 
一方、“適度な活動・気晴らし・穏やかな気持ち・前向きな気分など”は痛みを鈍感にすると言われています。Bさんのような「行動本位」の考え方を続けていけば、結果的に痛みのレベルは下がっていきます。“やる気になったら行動する”というのではなく“気分に左右されずとにかく行動する”という「行動本位」の生活態度を身につけることが大切です。
★このように同じ体験をしたとしても、どのように考えるかによって、その後の気分や行動、さらには痛みに変化が現れます。慢性疼痛を改善させるために、これからは『行動本位』を意識してみませんか。




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