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認知のこまったちゃん「ベッキー」
1.認知の歪みと“こまったちゃん”の「ベッキー」
‘認知’とはその人自身の「物事の捉え方や考え方」を意味します。いつも自分を精神的に追い詰めてしまったり、些細なことで落ち込んだり、すぐに悪い方向に考えてしんどくなったりしてしまう「考え方のパターン」に対し心理学用語で「認知の歪み(ゆがみ)」という言葉があります。
ここでは、「認知の歪み」を‘認知のこまったちゃん’と表現しようと思います。“こまったちゃん”にはいろんな子がいますが、今回は「〜すべき思考」の「ベッキー」を紹介します。「ベッキー」がいると、「〜したい」ではなく、「〜すべき」だという考えがすぐに頭に浮かびます。
2.「ベッキー」の種類
自分に対してだけ「ベッキー」が強い人もいれば、周囲に対しても「ベッキー」が強い人もいます。
「誰に対しても誠実でなければならない」、「将来のためにもっと貯金をしなければいけない」、「健康のためにもっと体を鍛えるべきだ」というように、いろんなところに「ベッキー」は隠れています。「ベッキー」がみんな悪い子という訳ではありません。ただ、その程度が強すぎると、自分の考えや行動を制限してしまったり、頑張りすぎて体調を崩したり、叶えられない時に焦りが強まったりします。また周囲に対して「ベッキー」が強いとそれができない人に対して強い怒りや苛立ちを感じます。身近な例では「明日のために早く布団に入ってしっかり寝るべきだ」と考えて実行することで、かえって不眠になることがあります。
3.「ベッキー」の対処法
では、どう対処すればいいのでしょうか?まずは、自分にも「ベッキー」がいることを知り、その事実を認めてあげること、「ベッキー」が強まっている時にそれに気づけることが第一歩です。もし、気づくことができれば、その「ベッキー」は‘自分にとってプラスになっていい?’‘もっと楽になれる別の考え方はない?’と再検討できる余地が出てきます。「ベッキー」の‘〜すべき’を‘〜にこしたことはない’に置き換えてみましょう!その時も「100%置き換えて完璧に成功しなければならない!」と考えてはいけません!これも「ベッキー」です!
10回「ベッキー」が強まったとして、3回うまくいけば上出来です。それでも十分しんどくなる程度や頻度を改善します。
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