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「‘脳からの痛み’は無意識の思いも原因になる!」
1.体からの痛みと脳からの痛み
以前、「一部の慢性痛は脳が原因で起きる。不安や恐怖の気持ち、あるいは嫌な気持ち、怒りの気持ちが強まると痛みが増強し、慢性的に痛みが続く」という話をしました。
※前号「痛みはあなたの気分のサイン?」を参照ください。
人は何らかの痛みを感じた時、その理由を探します。
「腰が痛い」→“昨日、孫をだっこしたから?”
「太ももが痛い」→“昨日、山登りをしたから?”
「手首が痛い」→“おとといつまずいて手をついたから?”
上記の例は、ある共通点があります。
それはすべて‘体からの痛み’の考え方で、「痛みの原因」は“過去の出来事”です。
「明日孫が来る。」→“だから腰が痛い?”
という“未来が原因”の考えは起きません。
では、‘脳からの痛み’の場合はどうでしょうか?
2.脳からの痛み〜『外出などで不安が強まると口が痛くなるAさん』の例〜
★『外出などで不安が強まると口が痛くなるAさん』の例で考えてみます。
ある日、少し口は痛かったですが、家にこもっていてはいけないと思い、大好きな美術館に思い切って出かけました。
美術館でしばらく鑑賞して、家に帰りましたが、その間は口の痛みは気になりませんでした。
その夜、口がいつもより痛くなりました。
Aさんは翌日、子供の保護者会の予定がありました。
Aさんは、「昼間、体に無理して美術館に行ったのがいけなかったのかな?私はもうどこにもいけない体なのかな?」と考えました。
★‘脳からの痛み’の特徴は「無意識の思いも原因になる!」です。それに基づいて考えてみましょう。
美術鑑賞をしていたとき、痛くなければ、そのチャレンジは大成功だったことを意味します。
夜の痛みに、昼の美術館は、直接、関係はありません。
一方、「私はもうどこにもいけない体なのかな?」との考えは不安な気持ちを高め、痛みにつながります。
また、翌日の子供の保護者会を無意識に不安に思っていれば、それも痛みの原因になります。
‘脳からの痛み’は、その時その場に原因があります。
そして「未来のことも不安」に感じれば「未来も痛み
の原因」になり得ます。‘脳が原因の痛み’では「明日孫が来る」→“だから腰が痛い”ということもあるのです。
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