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`症状をゼロにする’を目指さず‘症状に対処できる’を目指す!

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初診時「私の症状は良くなりますか?」と尋ねられることがあります。答え方は症状の種類や経過によって様々で治療を続けてみないとわからない場合もあります。そんな中不安から症状が起きていると思われる方には「きっと良くなりますよ」とお答えします。そして「‘症状をゼロにする’を目指してはいけません」ともお伝えします。‘症状が良くなる’と言っているのに‘症状ゼロを目指すな’とは一見矛盾しているように思われるかもしれません。
その言葉にはこれまでの経験が影響しています。不安から症状が起きている方は、多くの場合、適切量の薬物治療で症状が改善します。一定期間改善状態が維持できれば薬の量も徐々に減らしていき、そのまま何事もなく薬が中止となれば診察終了となります。しかし薬の減量途中や治療終了後に再び不安症状を認め薬の増量や治療の再開が必要となるケースがあります。
その時、‘症状をゼロにする!’という気持ちが強い方は、「また病気が悪化した。私の病気はもう良くならない」という絶望的な考えが広がります。これではますます不安になり、本当は再び良くなる症状も自分自身でさらに悪化させてしまいます。

�◆鴇評�に対処できる’を目指す!

不安から症状が起きてしまう方は、不安に対して敏感な体質を持っていて、不安の強まる出来事が続けば、症状が再燃することも時にあります。‘風邪をひきやすい体質’の方がどんなに注意していても風邪をひいてしまうことがあるように不安からのメンタル症状もまさに同じです。そんな時‘症状に対処できる’を目指すことが一番大事と考えます。仮に症状が再燃したとしても、適切な薬の調節、主治医との十分な相談等正しく症状に対処できれば、もう怖くはありません。‘怖くない’ということは‘いらない不安症状を強めない’と同じ意味です。不安から症状が起きる人は症状再燃にも対処できる能力を身につけることが最終的に‘症状を良くする’ということに繋がります。





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