痛信vol．114「次世代がん検診〜尿で手軽に早期発見！〜」、「薬の飲み方の話�〔瑤鮗�分で勝手に減らしていいですか？」の違いってなに？」
「次世代がん検診〜尿で手軽に早期発見！〜」
1.マイシグナルって？
「マイ シグナル」は、当院で簡単にできる尿検査で、がんのリスクを早期に知る検査です。具体的には、尿中のマイクロRNA（がん細胞が放出する物質）を解析し、10個のがん（大腸がん、肺がん、胃がん、乳がん、卵巣がん、すい臓がん、食道がん、腎臓がん、膀胱がん、前立腺がん）のリスクを評価します。従来の検査方法では見つかりにくい早期がん（ステージ1）の発見も可能です。
2.どんな方におすすめ？
「痛い、苦しい検査は嫌、だから避けてきた…。」
「喫煙・飲酒することが多く、がんの発症リスク高い…。」
「がん家系で心配だから、一歩先の予防をしたい…。」
がん検査にこんな悩みお持ちでないですか？
「マイシグナル」はそんな「がん検査受けなきや…。」と分かっているのに、一歩踏み出せない方へおすすめの検査です。
3.マイ シグナルの特徴
�‥�院で簡単:尿を採取するだけで検査が完了します。
�∩甦�発見:従来の検査方法では見つかりにくい早期がん（ステージ1）の検出も可能です。
��10個のがんをチェック:大腸がん、肺がん、胃がん、乳がん、卵巣がん、すい臓がん、食道がんリスクを一度に調べられます。
��AI解析:大量の尿データとAIを組み合わせることで、高い精度でリスクを評価します。
�ネ祝匹砲弔覆�る:遺伝性リスクや現在のリスクを把握することで、予防に役立つ情報を得ることができます。
�Ψ兮嚇�な検査:毎年受検することで、がんの進行を早期に把握し、適切な対応をすることができます。
�Э�頼性:名古屋大学のベンチャー企業と慶應義塾大学、全国約20大学病院・がん研究センターが共同研究に参加してます。
��費用:検査キットの価格は63，000円（税別）です。
4.マイシグナルの検査結果と対応
�仝〆嵯覯未蓮△�んリスクのレベル（高、中、低）と、がんの初期症状についての情報が記載された冊子で送られてきます。
�▲螢好�が高い場合は、医療機関での精密検査を受けることを推奨します。
��リスクが低い場合でも、定期的な受検と健康管理を心がけることが重要です。
5.マイシグナル利用についてのQ＆A
�…名錣侶鮃�診断で行うがん検査との違いはなんでしょうか？
「マイシグナル」は、初期のがん患者からも検出できるシグナルを用いて検査をしているため、従来の検査方法では見つかりにくかった早期がんでも検出可能なことが大きな特徴です。
�△海慮〆困任�んの診断は出来ますか？
いいえ、本検査は「がんの人と健康な人の尿中に含まれるマイクロRNAの違い」等を統計的に計算することにより、がん発症リスクを調べるスクリーニング検査です。医療行為としてがんに罹患しているかどうかの「診断」に代わるものではなく、確定的な診断を行うものでもありません。
�８〆嵯覯未�悪かった場合はどうすれば良いのでしょうか？
がんリスク「高」または「中」かつ、がんの初期症状に当てはまる症状を自覚している場合は、お近くの医療機関にて追加検査の受検をおすすめしております。詳しくは検査結果報告書の「受診後の対応について」をご参照ください。
�じ〆困鮗�けられない場合はありますか？
20歳未満の方、生理中・妊娠中の女性、目で見て明らかな血尿がある場合はあくまで参考値となります。
�ジ〆困某�事の制限などはありますか？
特に制限はありません。
★当院では簡単にできる尿検査でがんリスクを早期に知る検査「マイシグナル」が実施可能です。興味ある方はお声かけ下さい。
「薬の飲み方の話�〔瑤鮗�分で勝手に減らしていいですか？」
今回は心療内科の薬の飲み方について、
「私の外来ではこう考えています」というお話です。
質問
「薬を自分で勝手に減らしていいですか？」
回答
「勝手には減らさないでください。でも薬の中には自己調節で減らしていただいてもいいお薬もあるのでご相談ください。」
1.基本的に薬は勝手に減らさない
副作用と思われる症状の出たときは別ですが、「基本的に薬は勝手に減らさないでください」。特に、
�，Δ直評�や不安障害に対して使っている抗うつ薬、
�∩亢棒�障害に対して出ている気分安定薬、
�Ｅ�合失調症に対して処方している抗精神病薬などは、減量することで落ち着いていた症状が再び悪化することがあります。
これらの薬は診察で症状の経過をしっかり確認し、
注意深く調節していくことが求められます。
2. 調子がよければ自己調節で減らしていい
他方、私の外来では、「調子がよければ自己調節で減らしていいですよ」という薬もあります。それは
�”坩他評�に対して処方している抗不安薬、
��不眠に対して出ているお薬、などです。
これらの薬は飲んだ時、飲んだ日だけに効果があるので、もし減らしても症状の悪化がなければ、それはそのときなくても大丈夫だったと判断します。
ただし、症状は出なくても、家からほとんど出なくなったり、乗り物に乗れなくなったりしていれば、それは症状が悪化していると判断することがあります。
3. 薬を勝手に増やすことは絶対にしない
質問とは逆の話になりますが、「薬を勝手に増やすことは絶対にしないでください。」
思いもしない副作用が出現したり、薬によっては依存の問題も生じます。薬を増やしたいときは必ずご相談ください。
★基本的には、薬が少ないにこしたことはなく、減らしたり、中止しても症状が変わらず落ち着いていれば、それが一番いいことです。ただ、もし勝手に薬を減らして症状が悪化してしまった場合、前に落ち着いていたときの薬の量では改善せず、返って薬の量が増えてしまうことがあります。症状が安定していて薬を減らしたいと思ったとき、自己調節で薬を減らしてみたいと思われたときは、いつでもご相談ください。
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