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現在位置は、ホームの中の症例8 視覚障害者のメンタルヘルスケアについてです。

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■視覚障害について
人は日常生活において8割以上が視覚からの情報に依存しているといわれて
います。
目が見えにくくなる事、見えなくなる事は、当事者にとって社会的な生活面での
不自由さを及ぼすだけでなく、メンタル面に相当な負荷をかけます。 また、目の
病気の種類によっては、常に視力が落ちていくのではないかという不安が続き
ます。
目が悪くなったのだから気分が落ち込んであたり前、気持ちが不安定であたり前と、そのままで長期間放置しますと、今後視覚障害をもって生活をしていくために大切なトレーニングにも支障をきたします。
結果として生活環境の質のさらなる低下を招き、そのためさらにメンタル面に
負荷をかけるという悪循環をきたすことがあります。
視覚が失われたとき「光の喪失」のみならず、日常生活で出来る行動の低下や制限など、いくつかの喪失体験をすることが指摘されています。

【心理的安定の基本的な喪失】
・視覚的背景の喪失
・光の喪失

【基本的技術の喪失】
・移動能力の喪失

【意志伝達能力の喪失】
・文章による意志伝達能力の喪失
・会話による意志伝達能力の喪失
・情報とその動きを知る力の喪失

【職業、経済的安定に関する喪失】
・経験、就職の機会等の喪失
・経済的安定の喪失



【鑑賞力の喪失】                         
・楽しみを感じる力の喪失
・美の鑑賞力の喪失



■視覚障害者のメンタルヘルスケアの重要性
不安を感じること自体は、とても自然でおかしいことではありません。
けれども日常生活に大きな影響が出ているような場合には、上記のような
悪循環にならないためにも、視覚障害者のメンタルヘルスケアは大切です。
当院では、視覚障害者に対するメンタルヘルスケアにも力を注いでおります。
気分が落ち込んで意欲が出ない、不安な気持ちで仕方がない、夜ぐっすり
眠れないなど、お困りの症状がございましたら、どうぞお気軽にご相談下さい。

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