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通信vol.21(「硬膜外ブロック」)

硬膜外ブロックについて

硬膜外ブロックとは?その効果は?


【硬膜外ブロックとは?】
星状神経節ブロック、トリガーポイント注射とともにペインクリニックで最も多用される神経ブロック手技三本柱の一つである硬膜外ブロックは、硬膜外腔という脊髄の外にある空間に局所麻酔薬を注入し、脊髄から体中に張り巡らされた末梢神経を一時的に遮断(ブロック)して、痛みをとりのぞき、血液の循環を改善することにより、病気を治す治療法です。
【硬膜外ブロックの効果は?】
硬膜外ブロックは、一時的に末梢神経の遮断を行います。特に、知覚神経と交感神経を遮断しますが、運動神経に対する遮断は軽微ですから、外来治療に多用されています。目的とする部分のみの遮断が可能で、頚部から足の指先まで何処にでも対応可能です。知覚神経を一時的に遮断することにより疼痛を緩和し、運動神経を遮断して筋弛緩作用をもたらし、交感神経を遮断して血行を改善します。
硬膜外ブロックは、特に血管を開く作用が顕著で、内服薬や静脈注射では得られない強力な作用があります。
硬膜外ブロックは、血流を改善させることにより、弱っている神経へ酸素や栄養を与え、神経が治るのを助けます。

硬膜外ブロックについて

なぜ硬膜外ブロックは効くの?その適応疾患は?当院の特徴は?


【なぜ硬膜外ブロックは効くの?】
局所麻酔薬の効果は通常約2時間くらいですが、硬膜外ブロックで神経を一時的に休ませることにより、痛みを慢性化させる仕組みである「痛みの悪循環」を遮断するため、効果が持続します。痛みがあると、その部位の血管が収縮し、筋肉が緊張します。その結果、血液の流れが悪くなり、痛みを起こす物質が生じ、さらに痛みを引き起こします。これを「痛みの悪循環」と呼び、この悪循環に陥ると、症状は慢性化し、もともとの痛みの原因がなくなっても、いつまでも痛みが取れなくなります。
【硬膜外ブロックの適応疾患は?】
脊髄神経は頚部から足先まで支配しているため、硬膜外ブロックは頭部を除く全身の痛みによく効きます。例えば、ギックリ腰・椎間板ヘルニア等の腰痛症や頚・肩・上・下肢の強い痛みに非常に有効です。その他、帯状疱疹後神経痛、反射性交感神経萎縮症等の交感神経を介する疾患にも有効です。
【当院の硬膜外ブロックの特徴は?】
硬膜外ブロックは、手技が複雑で、より高度な技術を必要とする治療法ですが、当院では、日々、医療技術の向上に努め、どこよりも細い針を使用し、注射の痛み軽減にも尽力しています。

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