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現在位置は、ホームの中の症例3 歯・口・顔・舌の痛みについてです。

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■歯・口・顔・舌の痛み
私たちは、歯・口・顔・舌の痛みが現れると、歯科や耳鼻科、ときには脳外科など様々な診療科を受診します。 そしてだいたいはそこで原因が見つかり、その治療を受けて治っていきます。
けれどもときに、「痛みの原因となるものが見つからない」「いくら治療を続けても痛みが治らない」といったことがあります。そのようなときには、以下のような病気のことがあります。

■歯・口・顔・舌の痛みの種類
○非定型歯痛
・歯やその周囲の歯肉、抜歯した後の部分に痛みがあるが、レントゲンなどの
 検査では異常がない。
・じんじん、じわじわした痛みが数か月から数年続いている。
・痛みの部位が隣の歯や離れた歯に移動したり、顔面にまで広がることがある。
・痛み止めの薬や歯科治療でも痛みは改善しない。

○非定型顔面痛
・検査で異常が見つからないにもかかわらず、顔の痛みが数カ月から数年
 続いている。
・骨を締め付けられるような、あるいは骨が砕けるような耐えがたい痛みが
 続いているが、痛み止めの薬が効かない。

○舌痛症
・検査では異常がないにもかかわらず、舌先や舌の側縁にひりひりした痛みが
 続いている。
・舌や唇、上顎、歯肉にじわじわして熱をもった痛みがある。
・食事中は痛みを感じないので、食事をするのには支障がない。
・症状が始まったころを振り返ると、不安やストレスを強く感じるような出来事が
 あった。

■歯・口・顔・舌の痛み(顔面痛)の治療
明らかな痛みの原因となる病気やけがが見つかっていれば、その治療を優先
させなければいけません。
他方、原因不明の痛みは、脳の中の痛みを処理するシステムに変調がおこっているために生じているとの考えが、近年は主流になってきています。
治療としては、脳の中の変調が原因ですので、脳に働きかける薬を服用することが必要です。
このような薬は心療内科や精神科が専門で扱っています。脳に働きかける薬の中でも、原因不明の痛みに使う薬もあれば、原因不明の痛みの治療には使わな
いほうがいい薬もあります。
また痛みの周辺症状としての不眠、不安、気分の落ち込みなども、心療内科で
の専門となりますので、当院心療内科ではそれらも含めてお話を聞き、症状に合わせた治療を進めていきます。
気になる症状がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

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